皆さんどんなお正月をお過ごしですか?
私は年末から東北へ夫と共にスノーボードに行ってきました。
サーフィンとヨガとほぼ同時期に始めたスノーボード。
亀の歩みながらも諦めずに続けていたら気づいた時には以前は絶対に無理でしょ!と思っていた斜面も滑れるようになっていた。
近年は毎シーズン「続けててよかったー!」という台詞が出てしまうシーンがある。
続けていなければ出会うことの無かったシーン。
これだけスノーボードを続けているとさぞかし好きなんでしょうねと思われているかもしれないけど、なぜかスノーボードが大好き!と言い切れない。
いや、大好きなんだけどね。
なぜ言い切れないのだろうか。
それはもしかしたらいつも心の中に逃げたいと思っている自分がいるからなのかもしれない。
こわい、逃げたい、だけど逃げたくない。
そんな感じで、逃げ出さないように自分を落ち着かせ、集中と緊張感を持ちながらで一本一本が全力なので一本滑るごとにやり切った!という達成感で満たされてしまう。
(まるでとてつもないエクストリームな斜面に対峙しているかのような書きっぷりだけど、滑っているのは基本的にゲレンデです。)
子供の頃よく家族で連れて行ってもらったスキー場で、「スキーできなくてもいいもん!」と駄々をこねていた私のその強がりの裏にはこわいから逃げたいの精神があり、大人になった今もあまり変わっていないのだ。
しかしそんな精神でも、少しずつ恐怖との向き合い方を学びマイペースに気長に続けていたら、「そこは滑れなくてもいいもん。」と、長年夫の誘いを断り逃げ続けた斜面もいつしか滑れるようになっていた。そして山から帰る頃には「諦めないで続けててよかったー!」などと言っているのである。
逃げたい気持ちの裏には未知なることへの恐怖と同時に本当はやってみたい気持ちも隠れているのかもしれない。逃げたい気持ちを持ちながらでも逃げずに続けていけばいつか扉が開く事もあるようだ。
最高の雪を楽しんだ年末年始を過ごし、今は、諦めずにスキーに連れて行ってくれていた父母と諦めずに私を誘い続けてくれた夫に心から感謝している。
おかげ様でようやく逃げない気持ちが育ってきている。