2022年4月3日日曜日

感謝と感動の三日間 〜後編〜

初日の感動冷めやらぬままに迎えた二日目。

スタジオでのマイソールクラスは私としてはただただ楽しみしかなく、ワクワクした気持ちでいた。

恵子先生のもとでみんなと一緒に練習できる事を心の底からワクワクしていた。



マットを敷き、目を閉じ座ると、なんとも言えない久しぶりの感覚が体を巡った。


チャンティングをして、呼吸とともに動き始める。


太陽礼拝の1回目からいつもと違う軽さがある事に気付いた。

プライマリーシリーズのすべてが本当に軽く、心地よく、深く、、自分の力だけではない目に見えない何かに助けられながらのプラクティスだった。

こんなに深い集中、そして自分の肉体をこんなに軽く感じたのははいつぶりだっただろうか。

終えた後、思わず「気持ちよかった〜」と口から出てしまった。


先生が見守って下さり、そして必要な時に手を添えて下さる安心感の中でのプラクティスがこれほどに心地よいものなのだと深く実感したのだ。


入れ替えの時にまたまた感激の再会もあり、感極まり、、

二部目はアシスタントに入らせて頂きながら、実は何度も泣きそうになっていた。



この二年間スタジオで練習を見続けさせて頂いていた方もいれば、久しぶりの方、本当に二年ぶりにお会いする方もいたりで状況は様々ではあったが、皆一人残らず何かしらの変化があり(その変化というのはアーサナの進歩云々という事ではなく)、それぞれが経てきたこの二年間の尊さをしみじみと感じたのだ。





コロナ禍で様々な事がストップしたように感じ、過ぎていく時間が空白のように感じる事もあった。

だけど、みんな日々生きていて、練習できる時もできない時もあったに違いないし、きっと辛い事、苦しい時もあったと思う。

そんないろんな経験を経て、ここにこうしてまた集まっている。


みんな、やったね!


うまく言葉で表せないけど、とにかくお一人お一人を讃えたい気持ちでいっぱいだった。

それと同時に、今日ここには来れなかったけど一人で練習を続けている方や、今は練習から離れている方といった沢山の仲間たちにも想いを馳せた。



恵子先生がいつもおっしゃるのは、「練習は楽しくなきゃ。」

まさにその通り、そんなマインドの先生のクラス。

みんな本当に楽しそうに練習していた。



クラス終了後、お時間のある方で各自持参したランチを食べながらのお話タイムを設けた。


みんなのお話や恵子先生への質問などで充実した分またしても時間は飛んでいったが、とっても楽しい時間を過ごさせて頂いた。


最後はみんながどんな事を感じているのかをみんなでシェアできたらと思い、お一人ずつお話を。

こういった発言の場というのは私自身とても苦手で、できれば遠慮したいタイプだったのだが、今回は恵子先生とミーティングしている時からこのような時間を作りたいとイメージが出来ていた。


この時間がまたとても素晴らしく、

涙あり笑いあり涙あり、笑いあり、また涙、、




みんなのこの2年間の経験や、それぞれに感じた事などをシェアして、

うんうんそうだよねぇと深く共感する事沢山で、感謝の気持ちもとめどなく溢れ

涙のスイッチの切り方が分からない状態に。


こんな風に感謝の気持ちで涙を流す程に心が震えるというのはなんと幸せな事なんだろう。

本当に素晴らしい温かい時間だった。

みんなのお話を聞かせて頂けて本当に良かったし、私自身にとってとても励みになった。



あっという間に最終日の朝となった。

またしても2年ぶりの再会と新たな出会いもあり、喜び溢れ感極まる嬉しい朝だった。




スタートは和やかな中にも引き締まった空気感。

だけどシリアスさは微塵も感じないなんとも言えない心地よさがある。






笑顔もあり、チャレンジもあり、みんなのエネルギーを感じながら
私も楽しく一緒に練習させて頂いた。

練習の中で、自分の枠、限界を作る癖にも気がついた。
2年前の恵子先生のクラスでも自分で枠を作っていた事に気づかせて頂き、その枠を取り除いた経験があったのだが、
この2年の間、気づかぬうちにまた自分で枠を作ってしまっていた。
でも、それに気付くことができて再び自由な気持ちを取り戻すことができた。



クラスが終わると、まだ休んでいる方達もいたので小声ではあったが
恵子先生が一言「みんな素晴らしいね!」











参加してくれた方達と笑顔と涙で挨拶をして。










名残惜しさを感じながらも少しずつ人が少なくなっていき


最後は恵子先生と和美先生と以前アシスタントをつとめてくれていた大切な友人まゆ子さんと四人になり。
しばしお話して。
恵子先生のこの二年間の経験もシェアしていただいて。

ここには書ききれない程の色んな思いを抱えながら再び日本に帰って来て下さった事に改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。




結局出てくるのは感謝の言葉ばかり。

そして泣く。みたいな。笑

この三日間、一体何度同じ言葉を繰り返しただろうか。


本当にありがとうございます。
本当に本当に。


ただそれに尽きるのだ。




いつもピュアな笑顔で優しく受け入れてくれる私たちの大切な先生であり仲間である(僭越ながらそう思わせて頂いています!)恵子先生と
いつも軽やかな空気と細やかな気遣いとおちゃめさでSWELLを支えてくれる和美先生(最近めがねデビューしました!)と一緒に。


最後に恵子先生がお話しして下さった事で印象的だったのは
プラクティスを続けていると、その”プラクティス”が誰かにとっての学びになる事がある。
プラクティスを続けるという事そのものもティーチングなんだ。

というお話をして下さった。


一緒に練習する仲間がいるっていうのはその数だけ先生がいるっていう事なんだ。
なんて素晴らしい事なのだろう。

共に学び合うというこの環境を持たせて頂いているという事にも
改めて感謝の気持ちが溢れた。


練習とティーチングを楽しみながら長年続けてこられた恵子先生から
今回も本当に沢山の事を学ばせて頂いた。





そしてお別れの時間になり。




また秋に!と言ってお別れできる事が嬉しい。
また会える!と思いながらもお別れは寂しい。
泣き始めるとキリがないから、最後は振り返らずにさっぱりとお別れしようと思った。

でも途中で振り返ったら恵子先生はやっぱりこっちを向いて手を振っていた。
泣きそうになるのをぐっとこらえて大きく手を振り返してまた歩き出した。


背中にはずっと温かさが残っていた。





これから続く各地での日本トリップの日々も素晴らしい日々となる事を心から願って。


恵子先生、ご参加くださった皆様
本当に本当にありがとうございました。