最近は、というか最近も相変わらずちょこちょこと波乗りに出かけたりショートトリップなどしているのだが行き慣れた場所が多く、知らない土地を旅したい欲が沸々と高まってきていた。
そんな中、先月末から二週間ほどは恵子先生がワークショップの為に来てくださったり、オーストラリアからのゲストが我が家にステイしていたりで旅人が訪れ共に過ごすというエキサイティングで楽しい日々が続いた。
海外から来てくれているという事もあり、日常の些細なこと、自分が普段全く気にも留めていないようなことにも感動して彼らの目を通して見て感じたそれらを言葉にして伝えてくれるというシーンが多くあった。
家の近所の景色や普通のごはん。私が毎日通勤する道。それらをとても楽しんでくれた。
焦げた卵焼きであんなにエキサイトしてくれるなんて。笑
そんな、私にとって日常+スペシャルな日々が過ぎ、いつも通りの日々に戻った時にふと自分の目が旅人の目になっている事に気がついた。
いつも通りのご飯作りがなんとも新鮮で喜びに満ちたものになり、通勤路に生えている樹や草花、いつも通り過ぎるだけだった近所の家の庭、それら一つ一つが旅先の景色のように新鮮に目に映っていたのだ。
どこにも行かなくても旅人の視点をシェアしてもらうことで、視野が広がり気づきと共に物事を見られるようになる。まるで知らない土地を旅しているかのように。
なんと有難いことか。
旅は行くのも迎えるのもいいなぁと改めて思った出来事であった。